「教員の給料だけで本当に大丈夫?」ブログで月5万円を目指す前に、元教員が整えたい3つの土台

①共感:「このまま定年まで、今の収入で暮らしていくのかな」

夜遅くに採点と書類を終えて、ふと通帳アプリを開く。頑張っているはずなのに、残業代は思うように付かず、貯金はなかなか増えない。子どもの習い事や将来の教育費のことを考えると、「このままで本当に大丈夫だろうか」という不安が頭をよぎる。そんな夜を過ごしたことのある先生は、少なくないと思います。

「副業に興味はあるけれど、公務員だし、そもそも忙しすぎて時間がない」「ブログで稼ぐなんて、自分には無理そう」。そう思って検索画面を閉じた経験も、きっとあるでしょう。

私も元小学校教員として、まったく同じところで足踏みしていました。家に帰れば保護者対応の電話と翌日の準備。そこへ「新しいことを始める」という選択肢は、正直、重たく感じていたのです。

この記事では、「ブログで月5万円」という目標に向かうとき、先に整えておきたい土台と、忙しい先生でも続けられる現実的な進め方をお伝えします。派手な成功談ではなく、一歩目の踏み出し方に絞ってお話しします。

③問題の本質:足りないのは「才能」ではなく「仕組み」と「順番」

ブログで収益を得られない人の多くは、文章力や知識が足りないわけではありません。本当の問題は、「何から、どの順番で、どれくらい続けるか」が決まっていないことにあります。

教員は本来、この「仕組み化」が得意な職業です。単元計画を立て、評価規準を決め、毎日の授業を積み重ねて成果を出す。ブログも同じで、「目的」「読者」「継続の設計」が整えば、才能に頼らず前に進めます。

つまり、悩みの根っこは「稼げるかどうか」ではなく、「続けられる設計になっているか」です。ここを言語化できると、次の一歩がぐっと軽くなります。

④原因:なぜ、月5万円までたどり着けない人が多いのか

原因1:最初から「収益」だけを見てしまう

「月5万円稼ぎたい」という思いが強すぎると、記事の中身よりも広告の貼り方や検索順位ばかりが気になります。読者の悩みが置き去りになった記事は、読まれませんし、役にも立ちません。収益は読者の役に立った結果としてあとから付いてくるもの。この順番が逆になると、更新が苦しくなり、三か月ほどで手が止まってしまいます。

原因2:テーマが広すぎて「誰向けか」が曖昧

「教育のこと」「旅のこと」「お金のこと」を思いつくままに書くと、読者の顔が見えなくなります。授業でも、「全員に向けた話」は誰にも刺さりません。誰の、どんな悩みに答える記事なのかを一文で言えないうちは、読者も検索エンジンも、そのブログを評価しにくいのです。

原因3:成果が出る前に、時間の確保で挫折する

ブログは、書き始めてすぐに成果が出るものではありません。しかも教員は、毎日の業務が不規則です。「時間ができたら書こう」と考えていると、その時間は永遠に来ません。多くの人が、才能ではなく「時間の確保の仕組みがない」ことで離脱していきます。

⑤解決方法:「小さく・決めて・淡々と」の三原則で設計する

解決のカギは、気合ではなく設計にあります。私が大切にしている原則は三つです。

小さく始める

最初から毎日更新を目指す必要はありません。週に一本、あるいは二週間に一本でも構いません。「続けられる量」を基準にしてください。授業づくりと同じで、完璧な一時間よりも、積み重ねた一年のほうが子どもを変えるのと同じ原理です。

読者と目的を決める

「子育てに悩む保護者」「教員を続けるか迷う同僚」など、読者をひとり思い浮かべて書きます。あなたの現場経験は、それだけで他の人が持てない強みです。経験を、同じ悩みを抱える誰かの役に立つ形へ翻訳する。これがブログの本質です。

数字ではなく「行動」を評価する

最初の半年は、アクセス数や収益ではなく、「今週は何本書いたか」で自分を評価します。行動は自分でコントロールできますが、数字はできません。行動が積み上がれば、結果は遅れて付いてきます。

あわせて、公立学校の教員は副業に関する規定が定められています。ブログの広告収入が許される範囲かどうかは、自治体や勤務先のルールによって異なるため、必ず事前に確認してください。安心して続けるための、大切な最初の土台です。

⑥具体アクション:今日からできる3つの行動

アクション1:勤務先の副業ルールを確認する

まず、自分の自治体・学校のルールを調べましょう。就業規則や服務規程を読み、不明点は管理職や人事の窓口に確認します。ここをクリアにしておくと、あとで迷わず進められます。

アクション2:「誰の何の悩みに答えるか」を一文で書く

ノートに「私は〇〇で悩む人に、△△を伝える」と書いてみてください。これがブログの軸になります。書けないときは、過去に保護者や同僚から相談されたことを思い出すと、ヒントが見つかります。

アクション3:週に「30分」だけ書く時間を決める

毎週同じ曜日、同じ時間にカレンダーへ予定として入れます。最初は一本目の記事を30分書くだけで十分です。時間を「見つける」のではなく「先に確保する」。これが続ける人の共通点です。

⑦まとめ+導線:月5万円は「近道」ではなく「積み重ね」の先にある

ブログで月5万円を目指すうえで大切なのは、特別な才能ではなく、小さく始めて、読者を決めて、淡々と続ける設計です。収益は、誰かの役に立った記事が積み重なった結果として、ゆっくり形になっていきます。

そして何より、お金の不安を少しずつ小さくしていく過程は、先生自身の心の余裕にもつながります。余裕が生まれれば、目の前の子どもたちにも、もっと優しく向き合えるはずです。

お金の基本や、長く続けるための考え方を学びたい方は、下の本も参考にしてみてください。まずは今日、勤務先のルールを確認するところから、一緒に始めてみましょう。


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この記事を書いた人:トラせん(元小学校教員・旅ブロガー)
教育現場で1000人以上の子どもたちと関わった経験をもとに、子育て・教育・キャリアについて発信しています。

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